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健診結果の見方

下記画像は、当クリニックが個人様宛に発行しております
『健康診断結果のお知らせ』の見本です。
画像をクリックすると大きく表示されます。

結果票(表)
結果票(裏)

身体計測

標準体重

身長(m)× 身長(m)×「22」で算出します。
※「22」はBMIの標準値です。

BMI

Body Mass Index の略で国際的に用いられている体格指数です。
体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m) で算出され、この指数が「22」 のときに、最も病気になりにくいと言われています。

BMIの区分
やせ 18.5未満
普通 18.5~24.9
肥満1度 25.0~29.9
肥満2度 30.0~34.9
肥満3度 35.0~39.9
肥満4度 40.0以上

腹囲

内臓脂肪蓄積の指標として測定しています。
男性は 85㎝以上、女性は 90㎝以上 腹囲があると内臓脂肪が蓄積している可能性があります。
メタボリックシンドロームの診断にも使われます。

体脂肪率

身体に占めるおおよその脂肪の割合を示しています。
適正値 : 男性 17~23%  女性 20~27%

血圧検査

血圧とは、心臓が血液を送り出す圧力によって血管壁が押される力のことで、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)と、血管の硬さ(血管抵抗)によって決まります。

心臓が血液を送り出し、心臓が最も収縮した時の圧力が 『収縮期血圧(最高血圧)』最も拡張した時の圧力が 『拡張期血圧(最低血圧)』 です。

血圧が高い状態が続くと、様々な動脈硬化性疾患の原因となります。
脳出血・脳梗塞・一過性脳虚血発作・心肥大
虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)・腎臓病
解離性動脈瘤・突然死など…

診察室血圧に基づく血圧の分類

心電図検査

心臓は「洞結節」というところから出される信号(刺激)により規則的に動いています。その刺激の伝わり方を波形として記録したものが心電図です。波形の変化から、心臓の筋肉異常、リズムの乱れ、心臓肥大等を調べます。

健診や人間ドックでは約十秒の記録ですので、たとえ「異常なし」であっても胸部の痛みや動悸・息切れなどの胸部症状が見られる場合は精密検査が必要な場合があります。

心臓の電気信号の経路

胸部Ⅹ線検査

単純X線撮影で、主に肺や気管、心臓、大動脈などの異常がないかどうかを判断します。
単純X線撮影のみで確定診断をすることは少なく、疑わしい所見があった場合は、CTや喀痰、あるいは心エコーなどの精密検査が必要です。

胃部Ⅹ線検査

胃部X線は、胃の粘膜ひだに流入したバリウムをX線で写し出して、食道・胃・十二指腸の粘膜や形態の変化をみる検査です。
ポリープなどの隆起性の病変については、大きさや部位、形状によっては、がんとの判別が必要となります。要精密検査の判定の場合には、お早めに内視鏡検査をお受け下さい。

胃部Ⅹ線検査

眼底検査

瞳孔の奥にある眼底をカメラで写して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べます。直接的に血管を観察できる場所のため、網膜剥離や眼底出血、緑内障などの眼の疾患だけでなく、高血圧症、糖尿病など血管に影響の出る内科疾患の指標にもなります。

眼のしくみ
  • ◆光をとらえる「レンズ」⇒ 角膜と水晶体
  • ◆光の量を調節する「絞り」⇒ 瞳孔と虹彩
  • ◆映像を映し出す「フィルム」 ⇒  網膜

便潜血検査

消化管からの出血の有無を調べます。ポリープやがんの場合はある程度大きくないと陽性(+)になりませんが、そのほか炎症性の腸疾患や痔核や裂肛などの肛門の病気でも陽性(+)となります。
精密検査の結果「大腸がん」と診断される人のうち約半数が早期がんです。自覚症状がなくて検診で発見された大腸がんは治る率が高いので、一度でも陽性(+)が出た場合はぜひ内視鏡検査をお勧めします。

腹部超音波検査

腹部に超音波をあて、その反射の度合いを画像として捉えて内臓の変化を観察します。目的とする臓器は、胆のう、肝臓、膵臓、脾臓、腎臓などです。
例えば、脂肪や石などは超音波を跳ね返して白く、水分や血液などは超音波を吸収して黒く写し出されます。
腸管のガスや皮下脂肪によって、標的となる内臓がうまく写し出されない場合があります。

腹部超音波検査

主な血液・尿検査の説明

項目名 検査の説明



アルブミン 血清タンパクの主成分のひとつで、栄養状態が悪いと低下します。
また、肝障害・腎障害等で低下します。
GOT(AST) アミノ酸を作るのに必要な酵素で、GOTは心臓・筋肉・肝臓に多く、GPTは主に肝臓に存在します。数値が高い場合は、急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝・アルコール性肝炎などが疑われます。(GOTのみ高い場合は、心臓や筋肉の疾患の可能性もあります。)
GPT(ALT)
γ-GTP 肝臓や胆道に異常があると上昇します。
特にアルコールの飲み過ぎや肥満(脂肪肝)により高値を示します。
尿ウロビリノーゲン 陽性の場合、肝機能障害が疑われます。便秘時も陽性になることがあります。

HBs抗原 現在B型肝炎ウィルスに感染している場合陽性となります。
HBs抗体 B型肝炎ウィルスの侵入により作られる免疫作用を持つ物質です。
HBs抗原陰性でHBs抗体陽性の場合、過去に感染し現在ウィルスが排除されていることを示します。B型肝炎の予防接種を受けた場合も陽性となります。
HCV抗体 C型肝炎の検査です。陽性の場合、現在C型肝炎に感染しているか、過去に感染した可能性があります。
C型肝炎は高い割合で肝硬変から肝臓がんへ移行していきますので、陽性の場合は速やかに医療機関を受診してください。


尿素窒素 体内でエネルギーとして使われた蛋白質の老廃物のひとつです。
腎機能が低下すると血液中に増加し値が高くなります。
クレアチニン
尿蛋白 尿に蛋白が含まれているかを調べます。陽性の場合、腎臓の障害が疑われます。疲労などで一時的に陽性になることもあります。
尿潜血 尿に血液が含まれているかを調べます。陽性の場合、腎臓・尿管・膀胱・尿道などに何らかの異常がある可能性があります。
血清アミラーゼ 主に膵臓と唾液腺から分泌される酵素です。膵臓や唾液腺に異常があると値が上昇したり、極端に低くなったりします。


尿糖 糖尿病などで血糖が高くなると、尿に大量の糖が混ざるようになります。
(空腹時)
血糖
血液中のブドウ糖を調べます。ブドウ糖は細胞のエネルギー源となるものですが、高血糖の状態が長く続くことにより血管を傷めることがあります。
HbA1c 約1・2ヶ月前からの血糖値のコントロール状況を知ることができます。



HDLコレステロール 血液中の悪玉コレステロールを運び出す働きがあり、動脈硬化を防ぎます。
有酸素運動により増加し、喫煙・肥満により減少します。
LDLコレステロール 多くなりすぎると血管壁に蓄積し、動脈硬化を進行させます。
中性脂肪 身体のエネルギー源となるものですが、多くなりすぎると動脈硬化を進める可能性があります。
動脈硬化指数 LDLコレステロールとHDLコレステロールの比で求め、動脈硬化の危険性が高いと高値を示します。
尿 酸 体内の代謝産物で、殆どは尿中に排泄されます。血液中の濃度が高くなると関節に蓄積され痛風と呼ばれる関節痛を引き起こします。

白血球数 白血球は細菌などから身体を守る働きをしています。数値が高い場合は、細菌感染や炎症、腫瘍などが疑われますが、どこの部位で発生しているかは分かりません。タバコを吸っている人は高値となることがあります。数値が低い場合は、ウィルス感染や薬物アレルギー、再生不良性貧血などが疑われます。体質的に低い人もいます。

赤血球数 貧血をみつける検査です。赤血球には肺で取り入れられた酸素を全身に運び、二酸化炭素を回収して肺へ送る役割があり、赤血球中に含まれるヘモグロビンが主に働きます。出血や骨髄機能の低下などで赤血球数が減少したり、鉄が不足するとヘモグロビンが減少し、貧血となります。
ヘモグロビン
ヘマトクリット 血液量に対する赤血球の割合を表します。脱水状態だと高くなります。
血小板数 出血した際に出血を止める役割を果たします。数が減少すると出血が止まりにくくなったり、青アザが出来やすくなったりします。


その他
認定資格
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健康経営優良法人とは、経済産業省が日本健康会議と共同で、保険者と連携して優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度です。